三浦半島のライトルアーフィッシング

逗子を拠点とするアングラーの、三浦半島ライトルアーフィッシング(メバル・アジ・カサゴ等)ブログです。

新春の三浦メバリング①

三浦半島でメバリングを本格的に始めて2年弱。

 

これまで20cm~24cm程度までのメバルは、色々な釣り場を開拓しつつ沢山釣ってきたが、24cmを越える個体は全く釣ることができていなかった。ポイントや釣り方など、色々模索してはいたが、手ごたえを得ることはできずにいた。

 

一体、何が違うのか?

そんな疑問を抱え釣行を重ねる中、先日、ついに三浦西岸某所の磯にて、29cmのメバルを釣り上げることができた。

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メバル29cm (2018.1.13 6:20pm 中潮 下げ潮 三浦西岸某所の磯)

 

ポイントは、小サーフの沖側に張り出した地磯。全体的に浅い磯だが、釣れた場所は岩のブレイクの下側で、水深が周囲より一気に3m以上深くなっていた。小サーフは常夜灯で明るいが、ポイントには明かりは届いていない。いわゆる闇磯だ。

 

○タックルセッティング

リグ:エコギア メバル職人 パワーシラス2inch ピンクグロウ +尺ヘッドR 0.9g

ライン:pe0.3号 6ポンド + リーダー フロロ6ポンド

ロッド:ブリーデン グラマーロックフィッシュ TX78M

リール:アブガルシア レボALX 2000SH

 

リグ操作は、ボトムでのステイ+軽いトゥイッチ。(メバル釣りで一般的なただ巻きも色んなレンジで試したが、この日は反応が得られなかった。)

 

ブレイクの下側で上記のアクションを繰り返していたら、ステイ中に「コツ」という小さなアタリがあり、ラインスラッグをとってフッキング!

きつめに設定したドラグが一気に引き出される。トルクフルでありながら機敏さもある引き。魚が水中の沈み岩目がけて走っていく。

ドラグをさらに5~10クリック締め込み、一気に巻き上げ浮かせる。浮いたらすかさず一気に抜き上げランディング。

 

この一匹で興味深かったことは、①闇磯で釣れたこと、②ボトムで釣れたこと だ。

 

①闇磯で釣れたこと

一般的なメバリングと言えば、夜、明かりの効いた場所にプランクトンなどを求めて集まるメバルを釣ることが多いだろう。こういった明るい場所でのメバリングはポイントも絞りやすく、釣りやすい。私もこれまでは、こういった明るい場所を中心にメバリングをしていたが、釣れるサイズは前述した通り24cm程度で頭打ちとなっていた。

 

しかし今回29cmが出たのは、光の届かない闇磯。(そういう意味で、この1匹は自分としてとても価値がある魚である。)光がない以上、闇磯のどこが良いポイントかを見極めるには、地形・水の流れ方などを頼りにするしかない。個人的に今回意識したのは、明るい時間から竿を出しながら、(浅い磯ということもあり)地形変化があって周囲より深い場所を探すこと。結果的にそういった場所で29cmを釣ることができた。

 

②ボトムで釣れたこと

魚がどのレンジにポジションをとっているかは、場所の特性や状況、活性によって変わるだろう。ただ一般に、闇磯のメバルは障害物やボトムにタイトについているのではないか。というのも、水面にプランクトンがいるわけでもなく、小魚を狙っていたりもしなければ、敢えて中層や表層に浮いている理由がなさそうだからだ。ちなみに、今回釣れたメバルのお腹に入っていたのは、アミ類。普段は深場のボトムに潜んでいて、タイミング次第では明かりの効いたサーフでアミ類などを捕食していたのかもしれない。

 

 

上記いづれも憶測の域を出ないが、今回の魚のお蔭で、明かり周辺とは違う全く新しいメバリングの存在に気付けた気がする。

 

長くなったので、次回も今回の続きを書いていこうと思う。